プロレスファンになってまだ5年程度の私は、過去のプロレス事変については専ら「有田と週間プロレスと」で学んだレベルですが、
プロレス史には未だ解明していない事変が存在するようです。
事実はひとつであるにも関わらず、多くの人間の口から語られるほど事実は変幻自在となり、まさに伝言ゲーム状態となるのでしょう。
これは会計税務の場面でも頻繁に出くわします。
社長同士の他愛ない会話から、税法上なんの裏付けもないウワサがさも税務上真実かの如く独り歩きするわけです。
たとえばコンビニエンスストアや家電量販店で業務上必要なものを購入した場合に、わざわざ領収書をもらい直す方が見受けられますが、レシートのままでよいのですよ。
なぜなら不特定多数に対して販売するお店が発行する証憑書類は、レシートでも税法上の必要事項を網羅しているからです。
むしろレシートの方が購入明細や飲食人数が明らかなので、会計上も処理しやすく、税務調査上も信憑性が高く有益なのです。
また、紙で所得税確定申告書を提出する方には支払調書を添付する方が多いようですが、そもそも支払調書は申告書に添付する必要がないのです。
「みんながやっているから」という理由だけで右に倣うのは無駄ですね。